看護職 nurse

看護職とは、看護基礎教育課程を修了し、保健師助産師看護師法の規定に基づき保健師、助産師、看護師および准看護師のいずれかもしくは複数の免許を受け、看護を行う権限を与えられた者である。これらの免許取得者の総称として用いられる場合もある。
看護職には、専門看護師および認定看護師を含む。専門看護師とは、看護系大学大学院修士課程を修了し、日本看護協会専門看護師認定試験に合格し、特定の専門看護分野において卓越した看護実践能力を有することが認められた者である。専門看護師の役割は、「実践」「教育」「相談」「調整」「倫理調整」「研究」である。また、認定看護師とは、認定看護師教育課程を修了し、日本看護協会の認定看護師認定審査に合格し、特定の看護分野において熟練した看護技術と知識を有することが認められた者である。認定看護師の役割は、「実践」「指導」「相談」である。
看護職者は、自律的に生涯にわたり学習を継続し、専門職として研鑽する能力を身につけ、それぞれの立場において果たすべき役割を見極め、専門性を発展させながら社会のニーズに応える責務を負っている。
参考文献
1)日本看護協会:看護にかかわる主要な用語の解説-概念的定義・歴史的変遷・社会的文脈, http://www.nurse.or.jp/home/publication/pdf/2007/yougokaisetu.pdf<2011.5.19>
2)杉森みど里, 舟島なをみ(編):看護教育学 第4版,医学書院,2009.
3)日本看護協会:看護者の倫理綱領, http://www.nurse.or.jp/nursing/practice/rinri/rinri.html<2010.5.18>